February 18, 2018 / 10:42 PM / 7 months ago

今週の日本株は戻り一服、ドル安・円高進行で楽観姿勢広がらず

[東京 19日 ロイター] - 今週の東京株式市場で日経平均は戻りが一服する見通し。上値の重さが徐々に意識されそうだ。円高が一段と進めば来期の企業業績に対する懸念が強まる。目先のところで円安に振れる手掛かりも見出しにくい。為替相場への警戒感は根強く、積極的に買い上がる向きは限定的とみられている。

 2月19日、今週の東京株式市場で日経平均は戻りが一服する見通し。写真は株価ボードを眺める男性、都内で9日撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

日経平均の予想レンジは2万1100円─2万2000円。

日経平均の予想1株利益は15日時点で約1675円と、国内企業の第3・四半期決算発表本格化前の1月23日から約1割上昇した。一方、日経平均は1月23日に高値を付けた後、直近安値を付けた2月14日までザラ場ベースで15%安となった。

結果、予想PER(株価収益率)は12.8倍台まで低下(日経新聞公表ベース)。バリュエーション的に「さすがに行き過ぎの水準」(しんきんアセットマネジメント投信・運用部長の藤原直樹氏)との見方は多い。騰落レシオ(東証1部、25日平均)が一時10カ月ぶりの水準まで低下するなど、テクニカル指標が示す値ごろ感も支えとなり、日本株は表面上は落ち着きを取り戻しつつある。

ただ、日経平均ボラティリティ―指数.JNIVが20ポイントを上回る水準で推移しているほか、東証空売り比率は連日40%を超え、株価調整への警戒感も根強い。仮に株価が一段高となったとしても、急落局面で買い向かった投資家の戻り売りが見込まれる。「乱高下後の需給整理にはもう少し時間がかかるだろう」(岡三証券・日本株式戦略グループ長の小川佳紀氏)との声も出ている。

1ドル105円台に突入した為替については「投機筋のポジションなど需給的な要素による円高ならば長続きしない」(外資系証券)との声もある。日本株に対して悲観的な見方が支配的になっている訳ではないが、円高基調が続く限り「上値を追う海外勢不在の相場が続く」(国内投信)という懸念が広がる。

19日は米国市場がプレジデンツデーで休場。春節のため香港は19日まで、中国は21日まで休場となり、週内はイベントも少ない。月末のパウエル米連邦準備理事会(FRB)新議長の議会証言に関心が向かいつつある中、米国株の下げが一服したことは支えとなったが、萎縮した投資家心理は完全には回復しておらず、相場の落ち着きどころを探る局面が続きそうだ。

株式マーケットチーム

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