December 21, 2018 / 7:06 AM / 6 months ago

来週の日本株は下値模索、市場心理萎縮で日経平均2万円割れ視野

 12月21日、来週の東京株式市場は、下値を試す展開が想定される。世界景気の鈍化への懸念が広がる中、リスク資産と位置づけられる株からの資金流出が継続する見通し。写真は都内の株価ボード前で11月に撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 21日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、下値を試す展開が想定される。世界景気の鈍化への懸念が広がる中、リスク資産と位置づけられる株からの資金流出が継続する見通し。テクニカル指標では売られ過ぎのサインが出ているが、投資家心理が萎縮する中では押し目買いは期待しにくい。日経平均は2万円の大台を割れが視野に入る。

日経平均の予想レンジは1万9700円─2万0500円。

例年、12月最終週に証券業界で合言葉のように語られる「棹尾(とうび)の一振」。年末高への期待が膨らむ時期だが、足元では米国株は崩れ、ヘッジファンドのポジション整理による売り圧力へも警戒されつつある。さらに国内では公開価格割れのソフトバンク(9434.T)が個人投資家に含み損をもたらし、追証にからんだ売りが警戒される。

ちばぎん証券顧問・安藤富士男氏は「米国防長官の退任表明も相場にはマイナス。一段と株安が進行すれば、個人投資家のロスカットや国内機関投資家の処分売りが出る恐れがあり、しばらくは楽観できない」と話す。

テクニカル的に日経平均は25日移動平均線(2万1593円38銭=21日終値)との下方かい離率が6.6%に拡大し、売られ過ぎの目安となる5%を超過している。騰落レシオ(東証1部、25日平均)も68%台と1年8カ月ぶりの低水準。値ごろ感が強まっているうえ、日経平均の予想PER(株価収益率)は11倍台前半まで低下しており、バリュエーション面でも割安感もある。

ただ「落ちるナイフ」を前に投資家心理は萎縮。投資家の不安感を示すとされる米VIX.VIXも上昇基調にあり、リスクパリティー系ファンドによる株売りのシナリオも横たわる。「クリスマス休暇明けの米国株が落ち着きを取り戻すかは不透明。今回は大納会後の国内の休み期間が長く、カレンダー面でポジション調整のインセンティブも働きやすい」(セゾン投信・運用部長の瀬下哲雄氏)との声が出ている。

もっとも米国株が落ち着きを取り戻した場合は、ショートカバーを巻き込み指数が急伸する可能性もある。裁定買い残は直近のデータでは7277億円と、2016年10月以来の低水準。「反発に向けたエネルギーが蓄積されている局面」(国内投信)とみることもでき、アップサイド・リスクに対する警戒が強まれば、売り圧力の低下に寄与しそうだ。

株式マーケットチーム

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