December 24, 2018 / 11:09 PM / 8 months ago

下値模索、心理萎縮で日経平均2万円割れへ=今週の東京株式市場

 12月25日、今週の東京株式市場は下値を試す展開が想定される。10月撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)

[東京 25日 ロイター] - 今週の東京株式市場は下値を試す展開が想定される。国内連休中の米国株の急落を受け、日経平均は1万9000円台に突入する見通し。世界景気の先行きや、米国の政治動向などに対する不安が高まる中、テクニカル指標では売られ過ぎのサインが出ているものの、投資家心理が萎縮する中では押し目買いは期待しにくい。

日経平均の予想レンジは1万9000円─2万円。

例年、12月最終週に証券業界で合言葉のように語られる「棹尾(とうび)の一振」。年末高への期待が膨らむ時期だが、クリスマス休暇を前にムニューシン財務長官が市場急落阻止チームを招集。相場の先行きに対する不安心理が高まっている。

国内では公開価格割れのソフトバンク(9434.T)が個人投資家に含み損をもたらしている状況。ちばぎん証券顧問・安藤富士男氏は「米国防長官の退任表明も相場にはマイナス。一段と株安が進行すれば、個人投資家のロスカットや国内機関投資家の処分売りが出る恐れがあり、しばらくは楽観できない」と話す。

テクニカル的に日経平均は25日移動平均線(2万1593円38銭=21日終値)との下方乖離率が6.6%に拡大し、売られ過ぎの目安となる5%を超過している。騰落レシオ(東証1部、25日平均)も68%台と1年8カ月ぶりの低水準。値ごろ感が強まっているうえ、日経平均の予想PER(株価収益率)は11倍台前半まで低下しており、バリュエーション面では割安感もある。

ただ「落ちるナイフ」を前に投資家心理は萎縮している。投資家の不安感を示すとされる米VIX.VIXは24日に36まで急伸。今年2月以来の高水準にあり、リスクパリティー系ファンドによる株売りのシナリオも横たわる。「クリスマス休暇明けの米国株が落ち着きを取り戻すかは不透明。今回は大納会後の国内の休み期間が長く、カレンダー面でポジション調整のインセンティブも働きやすい」(セゾン投信・運用部長の瀬下哲雄氏)との声が出ている。

もっとも米国株が落ち着きを取り戻した場合は、ショートカバーを巻き込み指数が急伸する可能性もある。裁定買い残は直近のデータでは7277億円と、2016年10月以来の低水準。「反発に向けたエネルギーが蓄積されている局面」(国内投信)とみることもでき、アップサイド・リスクに対する警戒が強まれば、売り圧力の低下に寄与しそうだ。

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