February 15, 2019 / 8:42 AM / 3 months ago

来週の日本株はリターン・リバーサル一巡で軟調、悪材料に反応しやすく

 2月15日、来週の東京株式市場は、軟調な展開が予想されている。短期筋によるリターン・リバーサルが一巡した可能性があり、需給的に悪材料が出れば売り材料視されやすい状況だ。写真は東京証券取引所で昨年2月撮影(2019年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 15日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、軟調な展開が予想されている。短期筋によるリターン・リバーサルが一巡した可能性があり、需給的に悪材料が出れば売り材料視されやすい状況だ。米中貿易交渉は先延ばしであれば不透明感は消えない。円安の追い風も止まりつつある。ネガティブ・サプライズが飛び出せば日経平均の2万円大台割れも視界に入りそうだ。

日経平均の予想レンジは1万9900円―2万1000円。

キッコーマン(2801.T)の株価が下げ止まってきた。同社は今月4日に2018年4─12月期連結決算を発表。営業利益は前年比3.6%増、純利益は同9.3%増と堅調だったにもかかわらず、株価は下落した。

株安の要因として考えられているのが昨年の好調な株価の反動だ。17年末から10月高値まで50%上昇。12月に二番天井を付けるが、その後下落に転じ、堅調な業績に関係なく売られ続けてきた。値上がり後に値下がりする、値下がり後に値上がりするという、いわゆるリターン・リバーサル効果が表れていたとの見方が多い。

「年初からキッコーマンや、ファーストリテイリング(9983.T)やユニー・ファミリーマートホールディングス(8028.T)など昨年好調だった株が不調になり、電子部品株など昨年不調だった銘柄が上昇していた。リターン・リバーサルの典型だ」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券のチーフ投資ストラテジスト、藤戸則弘氏)という。

そのキッコーマンの株価が12日を底に下値を切り上げつつあることで、年初からのリターン・リバーサルがいったん一巡した可能性があるとみられている。ファーストリテやユニーも底打ち感が出てきた。

需給効果による株高圧力が低下した相場は、悪材料に反応しやすい。

14日に発表された12月の米小売売上高は前月比1.2%減と9年強ぶりの大幅な減少となった。年末の政府閉鎖による影響が出ているほか、他の好調な経済指標と非整合的なこともあって、エコノミストの間では一時的な減速との受け止めも多いが、マーケットでは額面通り売り材料視してしまった。

海外投資家の今年1月の売買動向をみてみると、先物は5964億円の買い越しだが、現物は5626億円の売り越し。短期筋は買い戻したが、長期投資家は依然慎重な姿勢を崩していないことを示している。短期筋がリターン・リバーサルを一巡させれば、売り圧力が相場に表れやすくなりそうだ。

株式マーケットチーム

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