September 8, 2019 / 10:35 PM / 10 days ago

高値もみあい、SQ算出に伴う波乱にも注意=今週の東京株式市場

 9月9日、今週の東京株式市場は高値もみあいとなりそうだ。2015年6月撮影(2019年 ロイター/Thomas Peter)

[東京 9日 ロイター] - 今週の東京株式市場は高値もみあいとなりそうだ。このほど米中が通商協議の開催で合意したことで、投資家の不安心理がいったん後退している。外部環境の落ち着きが続けば、底堅さが意識される中、戻り売りをこなしながら緩やかに上昇する可能性がある。13日のメジャーSQ(特別清算指数)算出日を前に海外投機筋の先物売買で値が振れやすくなる可能性にも注意が必要だ。

日経平均の予想レンジは2万0700─2万1600円。

日経平均は先週、上値抵抗線とみられていた8月9日高値を上抜けて約1カ月ぶりに2万1000台を回復。チャート的には「完全に底入れを確認した」(大和証券・チーフテクニカルアナリスト、木野内栄治氏)。底堅さが意識される一方、高値警戒感も台頭しており、7月にもみあった2万1600─2万1700円台に近づくにつれて戻り待ちの売りが出る可能性がある。

中国は10月1日に国慶節(中国の建国記念日)を控え、そこまでは国内外の諸問題について穏当に事を進めるとの見方が多いものの、依然として警戒感も残る。「米中は貿易交渉を積み重ねてきたが、そのたびに物別れを繰り返している。トランプ米大統領のツイッターによる不規則発言で一気にリスクオフに戻る可能性もあり、楽観できない」(eワラント証券・投資情報室長、多田幸大氏)との指摘もあった。

<ECB理事会に注目>

イベントとしては、12日の欧州中央銀行(ECB)理事会が注目されている。金融緩和が決定されれば、通常ユーロ安の要因になり得るが、市場はすでに中銀のハト派姿勢を織り込んでおり、強いハト派サプライズがなければ金利上昇で反応する可能性があるという。

市場からは「中期的に金利上昇は株式市場にネガティブだが、短期的には銀行株の復活などもあって下支え要因になる可能性もある」(第一生命経済研究所・主任エコノミスト、藤代宏一氏)との見方が聞かれる。

米国で6日発表された8月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数の増加が13万人と、市場予想の15万8000人を下回った一方、賃金は前月比の伸びが拡大するなど明るさも見られた。米国が9月に利下げすることを正当化する程度には軟調だったとの受け止めも出ていた。米国株が底堅く推移すれば、日本株の支援材料になる可能性もある。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below