July 12, 2020 / 10:40 PM / 23 days ago

一進一退、コロナ動向見極め 中国経済指標に注目=今週の東京株式市場

[東京 13日 ロイター] - 今週の東京株式市場は、一進一退の動きが予想されている。米国や日本で新型コロナウイルスの新規感染者数が増加傾向にある一方、治療薬の研究に進展も見られている。投資家心理は景気回復の加速期待と鈍化懸念の綱引きとなりそうだ。このほか16日に発表される中国の各種経済指標が注目されており、改善を示すデータが出た場合はグローバル株式市場の安心材料となるとみられている。

日経平均の予想レンジは2万1900━2万2800円。

米国では複数の州で新型コロナの新規感染者が過去最多を更新している。一方、米バイオ医薬品企業ギリアド・サイエンシズ(GILD.O)が10日、コロナ感染症治療薬の治験で良好なデータが示されたと発表した。引き続きコロナ動向を見極めようとする向きが多い。今後決算発表が本格化する米企業からどのような先行きの見通しが示されるかも注目される。

日本でも、東京都内で新型コロナ感染者が新たに200人以上確認される日が続いており、積極的にリスクを取りにいくセンチメントにはなりにくい。一方、米国株市場でハイテク株が堅調に推移していることを背景に、日本でも5Gやデジタルトランスフォーメーション(DX)関連が買われれば全体的に底堅くなる可能性もある。

中国は、国家統計局が発表した6月の生産者物価指数(PPI)で低下が市場予想に比べて小幅にとどまり、製造業部門の改善に期待が寄せられている。16日に6月の鉱工業生産、小売売上高、都市部固定資産投資が発表される。上海株が堅調となった場合は、日本株を支援する材料になるとみられる。

市場からは「新型コロナの感染拡大の影響が気にされているものの、以前あったようなロックダウンを警戒する様子ではない。仮にコロナへの警戒感が一段と強まっても、影響が小さいハイテク関連などは買われ続け、物色面では二極化の傾向が強い状態が続くのではないか」(SBI証券・投資情報室長の鈴木英之氏)との声も聞かれた。

国内の主なイベントとしては、15日にGMOフィナンシャルゲート4051.T、アイキューブドシステムズ4495.T、KIYOラーニング7353.Tがマザーズ市場に新規上場する。同日、日銀が金融政策決定会合の結果や最新の「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)を発表する。

株式マーケットチーム

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