July 31, 2020 / 9:08 AM / 15 days ago

来週の日本株は軟調、決算さえずセンチメント悪化 円高基調も重荷

 7月31日、来週の東京株式市場は軟調な動きが予想されている。国内企業からさえない決算発表が続き、投資家心理が悪化してきた。写真は東京証券取引所で2018年10月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 31日 ロイター] - 来週の東京株式市場は軟調な動きが予想されている。国内企業からさえない決算発表が続き、投資家心理が悪化してきた。外為市場でのドル安/円高進行や米中関係の悪化、新型コロナウイルスの感染拡大による経済停滞なども懸念される。31日まで6日続落したこともあり、どこかでショートカバーが入る可能性もあるが、おおむね上値を伸ばしにくい展開になるとみられている。

日経平均の予想レンジは2万1200━2万2300円。

日経平均は31日、前営業日比600円超下落し、2万1710円00銭で取引を終えた。前日に米国で発表された弱い経済指標がネガティブ視されたことに加え、アドバンテスト(6857.T)をはじめ、これまで業績上向きが見込まれていた銘柄の決算に期待を裏切るものが目立ってきたこともセンチメントを悪化させた。

市場からは「現段階で通期の業績見通しを出せなかったり、出せてもかなり慎重な数字となったりしている」(第一生命経済研究所の主任エコノミスト、藤代宏一氏)との指摘や、「5G関連や巣ごもり関連など業績が良いところは買われるが、コロナのマイナス影響が改めて認識されてきた」(三井住友トラスト・アセットマネジメントのシニアストラテジスト、上野裕之氏)といった声が出ていた。

来週もトヨタ自動車(7203.T)、ソニー(6758.T)、NTTドコモ(9437.T)、ダイキン工業(6367.T)、任天堂(7974.T)など時価総額が高い銘柄の決算発表が相次ぐ。足元の業績や通期の見通しなどが注目される。

日経平均の日足チャートは下放れのパターンとなり本格的な調整局面の様相を強くしているが、52週移動平均線はまだ上向きで、中長期の上昇トレンドを維持しているとの指摘も聞かれる。「押し目買い戦略はまだ有効。直近6日続落だったこともあり、米国株が大きく崩れなければショートカバーが入る可能性がある」(東海東京調査センターのシニアストラテジスト、中村貴司氏)との声が聞かれた。

米国のGAFA企業の決算は市場予想を上回る内容だったこともあり、米株式市場でハイテク関連は堅調にするとみられている。一方、市場には、失業給付を週600ドル加算する特例措置が間もなく失効するなど「財政の崖」への不安もある。米国株が軟化した場合は日本株の下押し要因となりそうだという。

株式マーケットチーム

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