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来週の日経平均は3万円視界に、ワクチン接種拡大で楽観論

 5月28日、週の東京株式市場は、強含みが想定されている。東京・大手町の大規模ワクチン接種会場で24日撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 28日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、強含みが想定されている。需給面での不安材料が一巡した上、ワクチン接種拡大による経済正常化への期待が広がっており、戻りに弾みを加える可能性がある。

景気敏感株を中心に引き続き循環物色の中で出遅れ修正が進み、日経平均株価は3万円回復が意識されるようになるとの声も出ていた。

日経平均の予想レンジは2万9000円─3万円。

MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)の銘柄入れ替えという注目イベントを通過したことで「需給面での不安材料がなくなり相場の景色が一変した」(雨宮総研・代表の雨宮京子氏)との見方が市場関係者の間に広がっている。それとともに、急速に買い材料として浮上したのが国内におけるワクチン接種の拡大だ。

これについて大和証券・チーフストラテジストの木野内栄治氏は「米国ではワクチン接種率が8%を超えた時点で上昇相場が鮮明になった」とした上で「日本でもようやく8%の水準に達し、日米株価格差の解消が読めるようになり、日本株は出遅れ修正が期待できる状況になった」と指摘する。

既に、素材や機械、電鉄などの物色が活発化しているが、今後も経済正常化期待を背景に「個々では持続的な上昇とはならないながらも、景気敏感株を中心に循環物色が続いて全体の底上げ相場となりそうだ」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)という。

テクニカル面では、75日移動平均線、一目均衡表の「雲」領域の交差部分、右肩下がりの上値抵抗線の上限などポイントが多い水準である「2万9200円─2万9300円のゾーンを突き抜けると、ムードは一段と強気に傾斜し3万円回復も意識されるようになる」(東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏)との声が出ている。

一方、月末月初とあって目先は重要指標が目白押し。野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏は「引き続き米長期金利の動向が懸念されるが、発表される各種指標が予想より強くても、長期金利が落ち着いていれば株価が強含む要因になる」と指摘していた。

当面のタイムテーブルでは、31日の国内4月鉱工業生産、中国PMI、6月1日の米5月ISM製造業景況指数、3日の同非製造業景況指数などが注目される。

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