for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

強含み、下値不安和らぐ 好決算銘柄を物色=今週の東京株式市場

[東京 16日 ロイター] -

今週の東京株式市場は、強含みが想定されている。引き続き米金利の上昇懸念が強く環境面に不透明感が残るものの、日経平均で2万6000円以下の水準は底堅いことが確認された、との見方が出ている。下値に対する不安が徐々に和らいできており、下げた場面では買い優勢になるとみられる。3月期企業の決算発表が一巡したことを受け、好業績銘柄が物色されることになりそうだ。

日経平均の予想レンジは2万6200円─2万7200円。

米連邦準備理事会(FRB)はインフレ抑制に向けて、今後数カ月間で少なくとも3回、最低50ベーシスポイント(bp)の追加利上げを実施する見通しというのが、市場のコンセンサスとなっている。引き締め懸念から不安定な状態の米国株式市場に、今後も日本株が左右される場面がありそうだ。

ただ、下値模索を続ける米国株式市場に対して、日本株は3月安値を割り込まず、下値では底堅さを示すなど、明らかに米株と異なる動きとなっている。景気に対する不安が生じている米国と異なり、日本企業の業績見通しは円安も手伝い輸出関連企業を中心に好決算が目立つ。

「保守的な見通しが多い点を踏まえれば、企業業績は好調と言える」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)という。

テクニカル的にも底打ち感が生じているここからは、好調な企業業績を織り込む局面となりそうだ。東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏は「これまで下げ続けていたグロース株は、半導体を中心に業績上向きが確認されたため、上昇余地が大きくなった」と指摘する。

一方、引き続き懸念される材料としては、ロックダウンによって生じる中国の景気悪化に対する懸念だ。その意味で、当面のタイムテーブルでは、16日に発表される中国4月工業生産、同小売売上高などが注目を集めるとみられる。中国景気に対する不安が高まれば、相場はもうひと波乱ありそうだ。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up