July 22, 2020 / 6:55 AM / 13 days ago

強含みの展開に、決算発表見ながら2万3000円にトライ=来週の東京株式市場

[東京 22日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、強含みの展開が想定されている。新型コロナウイルスに対する警戒感は残りながらも、これから明らかになる決算発表で業績回復期待を織り込む期待が大きく、日経平均は上値の目安として意識されている2万3000円をトライすることになりそうだ。今晩の海外市場の動向や4連休中の内外の出来事を株価に反映して始まり、中盤から終盤にかけては国内で始まる決算発表が注目されることになる。

日経平均の予想レンジは2万2600円─2万3200円。

連休明けまでのイベントしては、今晩発表されるテスラの決算が関心を集めそうだ。直近の4カ月で株価は4倍以上も上昇し「金融相場を象徴する動きとなったため、この決算発表が株価に及ぼす影響が注目される」(国内証券)という。資金を引き付けている銘柄だけに、テスラの株価が大きく変動した場合は米国株全体に心理的に大きな影響を及ぼすこともあり得る。

国内企業の決算については、21日に日本電産が好決算を発表してから、業績に対する見方、流れが変わるきっかけになるとの声が広がっている。「日本電産の強気のガイダンスによって、企業の見通しに対してポジティブに評価する方向性が出てきた。本決算発表時に今期予想の公表を見送った企業が、見通しを出すことで透明性の向上から見直される可能性もある」(野村証券・エクイティ・マーケットストラテジストの澤田麻希氏)との指摘もあった。

主な国内企業の決算発表では、28日の信越化学工業、ファナック、東京エレクトロン、29日のANAホールディングス、30日のオリエンタルランド、富士通、TDK、JR東日本、31日のNEC、村田製作所、三井物産などが注目されそうだ。

一方、心理的な上値の目安として日経平均2万3000円が強く意識されている。岡三オンライン証券・シニアストラテジストの伊藤嘉洋氏は「コロナ感染拡大に対する警戒感が強いほか、2万3000円を超す水準は長くもみあった経緯があるため、簡単にはクリアできない」としながらも、「ワクチン開発や日本電産のような個別の好決算などによって、十分クリアする可能性がある」とみている。

また「4連休控えで株価は抑えられていた格好となっていただけに、連休中の海外株式の動向によっては休み明けから好発進する可能性もある」(東洋証券・ストラテジストの大塚竜太氏)、「連休中に米国でコロナ感染者が急増しなければ目線は上。日経平均も2万3000円トライを期待している。そこを上抜けると日本株に対する投資家心理も改善しそうだ」(国内証券)との声も聞かれる。

このほか、タイムスケジュールでは、28日─29日にかけて米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるが、目先の投資家の関心は金融政策やマクロ経済の話ではなく個々の決算内容に集まり「日本株は上がる場合、米ナスダックのような一本調子にはならず、個別銘柄の好業績を積み上げる形で緩やかに上昇していきそうだ」(野村証券・澤田氏)という。 (株式マーケットチーム)

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