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慎重に上値試し、国内ワクチン接種進展が支援=来週の東京株式市場

来週の東京株式市場は、慎重に上値を探る展開となる見通しだ。写真は東証、2020年10月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 4日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、慎重に上値を探る展開となる見通しだ。国内での新型コロナウイルスワクチン接種の進展による経済正常化への期待が支援材料となる。ただ、5月米雇用統計を無難に通過しても、5月米消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)などその先に関心の高いイベントが控えるため、相場の方向感は出にくいとの見方が多い。

日経平均の予想レンジは2万8600円―2万9400円。

米雇用統計は、早期テーパリング(緩和縮小)を巡る連邦準備理事会(FRB)のスタンスを見極める手掛かりとして注目度が高い。市場予想から大きく上振れしなければ、供給制約やインフレへの懸念が和らぐとして「米長期金利が低位で安定し、株高も期待される」(国内証券)とみられている。

10日には米CPIの発表が予定されている。前回発表時は市場予想を上回る強い結果に相場が荒れた経緯があるだけに、政策動向を巡る市場の思惑の変化に注意が必要となる。同じ日には週次の新規失業保険申請件数の発表もある。

市場の視線は6月15―16日に予定されるFOMCに向かっている。それまでは「大きくポジションを傾けにくい」(証券ジャパンの大谷正之調査情報部部長)といい、相場の方向感が出にくいというのが大方の見方だ。

FRB高官らは、インフレ圧力は一時的との見解を繰り返し示しており、市場も認識を共有しつつある。雇用統計やCPIといった指標発表後に相場が動いたとしても、FOMCを前にして「一時的な変動にとどまり、いずれレンジ内に収束してくるだろう」(同)とみられている。

国内では、引き続きコロナワクチン接種の進展具合に関心が寄せられる。見通しが明るくなれば投資家心理にプラスとなり「業績予想の上方修正への期待が形成されやすい」(別の国内証券)という。指標関連では、8日に景気ウォッチャー調査などの発表予定がある。

週末にはメジャーSQ(特別清算指数)の算出を控える。膠着感が漂う局面ではSQをきっかけに相場が大きく動くケースもあり、事前にポジションを手仕舞う動きが出やすいとの見方もある。

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