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もみあいを想定、「懐疑の中で育つ」相場展開に=今週の東京株式市場

(本文1段落目の余分な語句を削除しました)

[東京 21日 ロイター] -

今週の東京株式市場は、もみあいが想定されている。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の長期金利が気迷いとも言える動きとなる中、ワクチン接種拡大で経済正常化期待が高まるとみられる。また、配当金の再投資が下支え要因になりそうだ。金利上昇に対する懸念は残るものの、国内では好材料がある点を踏まえ、相場格言にある「懐疑の中で育つ」形で下げが一巡した後は底堅さを増すとの見方が出ている。

日経平均の予想レンジは2万8300円─2万9300円。

相場格言の「強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観と共に成熟し、幸福のうちに消えて行く」で例えた場合、FOMCでテーパリング(量的緩和の縮小)の方向性を感じ取るに至ったこれまでが「悲観」の段階だったとすると、ここから「懐疑」の段階に移行することになる。市場では「株価上昇のマグマはたまっており、当面は格言にある懐疑の中で相場は育っていく」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との声が聞かれた。

米金利動向に市場は神経質になっており、下値に対する警戒感が残っているものの、21日に職場や大学などで職域接種が本格スタートすることにより「ワクチン格差縮小の機運が台頭すれば、日本株に海外マネーを呼び込める」(東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏)といった株価を支える要因もある。

さらに「6月中は配当金の再投資が期待できることも株価のプラス材料になる」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)との指摘もあり、環境、需給の両面では日本株が大崩れすることはないとみる関係者が多い。

一方、物色面では「金利に方向感が見いだせず、グロース、バリューのいずれかにポジションを傾斜するのは難しい」(大和証券・シニアテクニカルアナリストの木野内栄治氏)ため、「個別物色の相場。投資家は銘柄選別に迷うことになる」(雨宮総研・代表の雨宮京子氏)という。

「7月上旬にはETFの分配では日銀の再投資が見込めず、そこでの需給悪化が気がかり」(木野内氏)であるため、「需給良好な今月中にどれだけ商いを膨らませるかが重要」(中村氏)になりそうだ。

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