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日経3万円を意識、安川電決算への反応が左右=今週の東京株式市場

[東京 12日 ロイター] - 今週の東京株式市場で、日経平均は引き続き3万円大台を意識した動きとなりそうだ。新型コロナウイルス感染拡大への警戒感はあるものの、景気回復期待は根強い。9日に決算を発表した安川電機の市場反応が相場の方向性を決めるとの声が出ている。

日経平均の予想レンジは2万9300円─3万0200円。

安川電機の2022年2月期の連結営業利益(国際会計基準)予想は、前年比54.5%増の420億円。IBESがまとめたアナリスト20人のコンセンサス予想平均の432億円を下回ったが、想定範囲内でもある。

東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏は、安川電機の決算に、株価にどう反応するかで今週の相場地合いが変化する可能性があると指摘する。「堅調に推移すれば、半導体、機械、電子部品など景気敏感株全体が刺激され上値追いに弾みが加わりそうだが、反応が鈍ければ期待先行で買われたグループは失速し、相場全体も重くなりそうだ」という。

このほか今週は高島屋、近鉄百貨店、J.フロント リテイリング、良品計画などの小売各社が企業決算を発表する。これまで株価は期待先行で上昇してきただけに、決算への評価は厳しくなっているとの声は多い。好決算ながらも材料出尽くしとなり株価が下落するリスクもある。

9日の日経平均は朝方は米株高を好感し一時355円高となったが、利益確定売りに押され終値は59円高。最近は3万円回復後の上値が重くなっており、市場では「押せば買い、上がれば売るの状況が続いている」(国内証券)との声が聞かれる。3万円台に定着できるか注目されている。

タイムテーブルでは、16日に日米首脳会談が米ワシントンで開催される。経済指標は国内で3月国内企業物価指数、3月工作機械受注、米国で3月消費者物価指数、3月小売売上高、中国で1─3月期GDPなどの公表を控えている。重要経済指標が相次いて発表される予定で、これらを受けた米長期金利の動向も注目される。

株式マーケットチーム

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