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神経質、FOMCを挟んで波乱含み=今週の東京株式市場

 今週の東京株式市場は、値動きの荒い不安定な相場展開が想定される。写真は東京証券取引所で2016年2月撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)

[東京 24日 ロイター] - 今週の東京株式市場は、値動きの荒い不安定な相場展開が想定される。特に週前半は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、ボラティリティーが高まりやすい。弱い地合いの中で、日経平均は心理的節目2万7000円や、昨年来安値(2万6954円81銭=2021年8月20日)接近が警戒される。一方、FOMC通過後は材料出尽くし感から押し目買いが入るとの期待もあり、波乱含みとなりそうだ。

日経平均の予想レンジは2万6900円―2万7900円

21日の東京株式市場で、日経平均は前営業日比250円67銭(0.90%)安の2万7522円26銭と反落した。米連邦準備理事会(FRB)が金融政策の正常化へ舵を切る中、米長期金利の上昇を嫌気したグロース株売りの流れが日本株にも波及した。週間では602円(2.14%)下落し、テクニカル上では三角保ちあいを下抜けて調整局面入りを示唆する格好となった。

市場の関心は25─26日に開催されるFOMCに向いている。3月利上げ開始の観測が強まる中、パウエルFRB議長の記者会見に注目が集まる。インフレ圧力が高まる中、景気に配慮したコメントがあると市場に安心感が広がりやすいという。

日本株は株価収益率(PER)が13倍台に低下し、割安感も意識される水準になってきている。「FOMCを通過していったん材料出尽くしとなれば、これまで売られたグロース株が買い戻される可能性がある」(国内運用会社)との見方も出ている。

国内では新型コロナウイルスの急拡大に歯止めがかからない一方、決算が本格化する。市場では「オミクロン株は重症化率が低いとの見方から経済活動への影響が軽視されていたが、生産に関する悪材料が出始めた。油断は禁物」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)との声が聞かれる。

トヨタ自動車は20日、工場での新型コロナウイルスの感染者が増えているほか、部品仕入先でも感染者が出て部品供給が滞っているため、一部の工場稼働を停止すると発表しており、同様の動きが広がらないか警戒感がくすぶる。

内外の企業決算では、世界中でオミクロン株への警戒感が高まる中、経営者のコメントが注目される。国内では日本電産、ファナック、ディスコ、アドバンテストなど注目企業の発表がシーズン序盤に相次ぐ。米国では、ジョンソン・エンド・ジョンソン、マイクロソフト、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、アップルなど決算が関心を集めそうだ。

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