April 27, 2018 / 9:24 AM / 5 months ago

東京マーケット・サマリー(27日)

<外為市場>

午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点より小高い109円前半。午前は大型連休を前に国内実需筋の売り買いが交錯。正午過ぎに日銀の金融政策の現状維持が伝わった後は、黒田東彦総裁の会見に関心が向かった。夕刻に入ると、朝方の高値を上回ったところでストップロスを巻き込み一時109.49円まで上値を伸ばした。黒田日銀総裁の会見中だったが、総裁の発言に反応したものではなく、ユーロや英ポンドなど欧州通貨が売られ、ドルが買われる流れがドル/円にも波及したとみられる。

ユーロは節目の1.21ドルを割り込み、一時1.20ドル半ばに下落。1月12日以来の安値水準となっている。

黒田総裁の会見では、経済・物価情勢の展望(展望リポート)で、これまで明記してきた物価2%目標の達成時期を削除したことについて質問が集中した。総裁は「期限ではなく見通しであることを明確にするため」に行ったことであり、「金融政策のコミットメントは全く変わらない」などと述べた。市場では「金融緩和政策を継続していくコミットメントは感じたが、出口はさらに遠のいた印象。為替市場ではドル買い/円売り材料になる」(邦銀)との声が出ていた。

<株式市場>

東京株式市場で日経平均は続伸となった。2019年3月期の大幅減益見通しを発表したファナック(6954.T)が急落し、機械、ハイテクなどに売りが波及したほか、大型連休を前に個人投資家などの手仕舞い売りが観測された。ただ、米株高や円安を支えに海外勢などの買いがこれを消化し、しっかりした値動きとなった。

東証1部騰落数は、値上がり983銘柄に対し、値下がりが1019銘柄、変わらずが81銘柄だった。

<短期金融市場> 18時08分現在

無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.068%になった。月末要因で資金調達意欲が弱かった。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCT+1レートはマイナス0.088%とマイナス幅を縮小。TIBOR(東京銀行間取引金利)3カ月物は0.097%に上昇した。ユーロ円3カ月金利先物は動意薄。

<円債市場> 

長期国債先物は続伸で引けた。前日の海外市場で、米債が強含みとなった流れを引き継いで買いが先行。日銀が金融政策ので、政策の現状維持を決定したことで、買い安心感が広がり相場を支えた。若田部昌澄副総裁は金融政策の現状維持に賛成した。

展望リポートで物価2%目標の達成時期を削除したことについて、みずほ証券・チーフマーケットエコノミストの上野泰也氏は「前回展望レポートまで示されていた2019年度ごろという2%到達時期の見通しには、明らかに無理があった。市場では少数説だが、ドル安/円高が100円ラインを突破し、トランプ政権の姿勢もあって為替介入に多くを期待できない状況に陥る中、日銀は追加緩和に追い込まれると予想している」という。

現物債市場では、金利が低下した。長期ゾーンは先物に連動して堅調地合い。超長期ゾーンにも年金勢などからの押し目買いが観測されていた。

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