[ワシントン 13日 ロイター] 国際的な研究チームが13日、現在世界的に流行している新型インフルエンザ(H1N1型)は、1918年に同様の世界的流行(パンデミック)を引き起こしたインフルエンザウイルス株と気がかりな類似点があると報告した。ともに、季節性インフルエンザのウイルスと比べて肺で増殖しやすいのだという。
米ウィスコンシン大の河岡義裕氏が率いる国際的なチームが英科学誌ネイチャーで発表した。
同チームはまた、1918年の流行期を経た人々は現在流行している新型インフルエンザに対しても特別な免疫があるようだ、という従来の研究内容を確認した。
1918年に大流行したインフルエンザでは、世界全体で4000万─1億人が死亡したと推定されている。