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NY外為市場、ドルが対ユーロなどで下落

 [ニューヨーク 15日 ロイター] 15日のニューヨーク外為市場では、ドルがユーロなどに対して約1カ月ぶりの安値に下落した。米ゴールドマン・サックス・グループGS.Nの第2・四半期決算が予想を上回ったことで、発表が相次いでいる企業決算や景気の先行きに対する信頼感が膨らみ、リスク許容度が回復。安全通貨としてのドルが売られる結果となった。

 7月15日、NY外為市場でドルが対ユーロなどで下落。写真は6月、ポーランドの外貨両替所で(2009年 ロイター/Kacper Pempel)

 また、米ニューヨーク連銀が同日発表した7月のニューヨーク州製造業業況指数が前月から改善したことで、株価が上昇。外為市場でも市場心理が好転した。こうした動きのなか、安全通貨としてのドルの需要が低減。ドルを売って高金利通貨を買う動きが先行した。

 MFグローバルの債券・外為アナリスト、ジェシカ・ホバーセン氏は「企業決算と経済統計の内容が予想を上回ったことは、これまでとは違う種類の資産への投資を促すのに十分だった」と指摘。「市場でリスク許容度が上昇したことで、市場参加者は高利回りの投資先に目を向け、その結果米ドルが下落した」と述べた。

 取引終盤のユーロ/ドルは1%高の1.4111ドル。一時は1.4134ドルまで上昇、7月初旬以来の高値をつけた。ユーロ/円は1.8%高の133.12円。

 ドル/円は0.8%高の94.35円。

 米連邦準備理事会(FRB)が15日発表した経済見通しで、失業率が2009年には10%を超える可能性があると予測したものの、米ドルの対ユーロでの下落は限定的だった。

 UBSの外為ストラテジスト、ブライアン・キム氏は「FRBは失業率予測を引き上げたが、FRBが資産買い入れプログラムに関する何らかの予想外の発表を行わない限り、市場の方向性は変わらないとみている」と述べた。

 英ポンド/ドルは0.6%高の1.6414ドル。

 主要6通貨に対するドル指数は1%下落し、6月11日以来の低水準をつけた。

 ゴールドマンやインテルINTC.Oといった米大企業の第2・四半期決算が予想を上回る好調な結果となったことで、他の企業も好決算を発表するとの期待が膨らんでいる。

 フォレックス・ドットコムのチーフ外為ストラテジスト、デビッド・ドラン氏は「リスクを取りに行くことに対して、今は青信号が点灯している。前日のインテルの決算発表で全てが回転し始めた」と述べた。

 リスク許容度の回復に伴って買われやすい高金利通貨は上昇。豪ドルやカナダドルは、対米ドルでそれぞれ1%以上上げた。ブラジルレアル、南アフリカランドなどの新興国通貨も上昇した。

 また中国人民銀行(中央銀行)が15日、6月末時点の外貨準備高が2兆1300億ドルとなったと発表したことで、中国人民元が上昇。1米ドル=6.8316元と、終値としては7月2日以来の高値をつけた。

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