[ジュネーブ 24日 ロイター] 世界保健機関(WHO)は24日、新型インフルエンザ(H1N1型)が年齢の高い層にも感染し始め、妊娠している女性や肥満の人たちのリスクが高いことを明かした。
WHOの発表によると、新型インフルエンザは学校での感染が拡大し、学齢児童が最も影響を受けている。また季節性インフルエンザとともに、幅広いコミュニティでも感染の勢いを増している。「最善の予防措置のために、どのグループの人たちに最も高いリスクがあるのかを見極めることが最優先だ。ワクチンの製造業者は9月ごろに利用できるようになると見通しを示している」という。
新型インフルエンザでは、これまでにおよそ800人が死亡。国際的に感染が加速したことで、WHOは6月にパンデミックを宣言したが、ほとんどの感染者は比較的軽い症状となっている。
少なくとも50の国と地域の政府が、新型インフルエンザワクチンを確保するために製薬会社に発注済み、もしくは交渉中だという。