for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

12日の英中銀インフレ報告、デフレリスク指摘へ=英紙

 8月9日、英テレグラフ紙は、12日の英中銀(写真)インフレ報告では成長率予測を下方修正し、債務デフレに陥るリスクを指摘すると報じた。1月撮影(2009年 ロイター/Rob Bodman)

 [ロンドン 9日 ロイター] 英テレグラフ紙は、イングランド銀行(英中銀)が12日に発表するインフレ報告について、成長率予測を下方修正し、債務デフレに陥るリスクを指摘すると報じた。

 キング総裁は、景気見通し悪化やデフレリスクを6日に量的緩和措置の規模拡大を発表した主たる理由に挙げるという。

 テレグラフ紙は、金融政策委員だったワドワニ氏へのインタビューも掲載。ワドワニ氏は、現在回復の兆しがでている英経済だが、来年になると再び悪化する可能性を指摘した。

 ワドワニ氏によると、英経済は、経済危機から明らかに回復したものの、その後長期にわたるデフレに陥った1990年代の日本と同じ道を歩んでいることを示す材料が増えている。

 「おそらく3─4四半期は回復基調をたどると予想される点でリセッション(景気後退)は終わった。まさしく1990年代初頭の日本と同じだ」としたうえで「正常な状況に戻ると考えられるだろう。しかし、こうした回復は一時的要因によるものだ」と指摘。「英国にとって2010年後半は2009年より厳しくなる可能性がある」と述べ「財政はかなり緊縮型となり、付加価値税減税もその頃には失効する。世界的に失速するだろう。複数の要因が重なり、英経済を圧迫する」との見方を示した。

 英中銀は5─6日の金融政策委員会で量的緩和措置としての資産買い入れプログラムの規模を500億ポンド拡大して1750億ポンド(2930億ドル)とすることを決定した。

 金融政策委員会は経済状況の弱さや借り入れ条件の厳しさから緩和措置を拡大し、インフレ率が中銀の目標に合致するようすることは正当化できると説明していた。

 テレグラフ紙は、キング総裁もワドワニ氏と同様な考えで、リセッションの最悪期は脱したものの、企業・個人向け融資に波及する影響を踏まえると、景気回復には悪化とほぼ同程度の痛みを伴うとの見解を示すと予想。量的緩和の規模をさらに拡大する可能性も否定しないとしている。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up