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米株式相場は続落、アナリストコメント嫌気し金融株売られる

 [ニューヨーク 11日 ロイター] 米株式相場は続落。銀行セクターのファンダメンタルズはまだ改善していないとのアナリストのコメントが嫌気されたほか、米卸売在庫が減少したことで景気回復をめぐる懸念が高まった。 

 8月11日、米株式相場は続落、アナリストコメント嫌気し金融株売られる。写真はニューヨーク証券取引所で。6月撮影(2009年 ロイター/Eric Thayer)

 ロックデール・セキュリティーズのアナリスト、リチャード・ボーブ氏は、銀行株について、調整を見込んでいることから短期的な利益確定を推奨した。これを受け、過去1カ月間に約25%上昇していた金融株が売られた。

 S&P金融株指数は3.5%安、フィラデルフィアKBW銀行株指数は4.4%安となった。

 米議会の不良資産救済プログラム(TARP)監視委員会が、多くの銀行のバランスシート上に残っている不良資産のリスクについて強調したことも金融株の下げ材料になった。

 キーバンク・キャピタル・マーケッツのケビン・クルスゼンスキ氏は「銀行セクターはまだ危機を脱していない。資本増強の必要性をめぐる懸念が幾分ある」と指摘した。

 ダウ工業株30種は96.50ドル(1.03%)安の9241.45ドル。

 ナスダック総合指数は22.51ポイント(1.13%)安の1969.73。

 S&P総合500種は12.75ポイント(1.27%)安の994.35。

 ミラー・タバクは、地銀のザイオンズ・バンコープZION.Oとリージョンズ・フィナンシャルRF.Nの目標株価を引き下げた。これを受けてザイオンズは8.4%急落。リージョンズも4.2%値を下げた。S&P地銀株指数は4.2%安。

 TARP監視委員会は、最新の月次報告の中で、不良化したローンや証券が引き続き、金融システムに脅威をもたらしていると指摘。特に商業不動産ローンに絡む損失の拡大に直面している小規模銀行にとって状況は厳しいとの見解を示した。

 この日は、11―12日の連邦公開市場委員会(FOMC)がスタートしたことも投資家の警戒感につながった。FOMCではこれまでの緩和措置を解除する出口戦略について示されるかどうかが注目される。

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