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危機から正常に戻ったとの観測は時期尚早=ECB総裁

 8月21日、ECBのトリシェ総裁が危機から正常に戻ったとの観測は時期尚早と述べた。米ワイオミング州ジャクソンホールで撮影(2009年 ロイター/Price Chambers)

 [ジャクソンホール(米ワイオミング州) 21日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は21日、金融危機から正常に戻ったとの見方が出ていることについて時期尚早とし、不安を感じると表明した。

 総裁は米連邦準備理事会(FRB)の経済政策シンポジウムで「(危機からの正常化に関する観測は)やや不安を感じる。一部景気回復の若芽が散見されることを理由に、すでに『正常化に近づいている』との声が出ている」と指摘。

 「なすべきことが山積しており、できる限り取り組んでいかなればならない」と述べた。

 総裁は、信用ひっ迫下で銀行の資金調達を可能にする保険制度の創設案について発言した際、不慮の事態に備えた資本準備計画に関する議論は、規制改革を含む全般的な金融システムの改革構想にとって変わるものではないと指摘した。

 危機への対応で各国中銀が政府から独立して非常に大規模な流動性を供給したことは「奇跡に近い」との認識を示した。

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