[ニューヨーク 26日 ロイター] 米アップルAAPL.Oは、中国での携帯電話端末「iPhone(アイフォーン)」の販売開始に向け、最後の障害を取り除こうとしている。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が26日報じた。
WSJによると、米国の携帯電話利用者数2億7000万人強に対し、中国は6億8700万人前後と世界最大で、中国はアップルにとって、未開拓の大規模市場の1つとなっている。
ただ、中国では向こう数カ月間に他のスマートフォン(多機能型携帯)の発売も予定されており、アップルは他社との競争にも直面する。
アップルはまず、アイフォーンの販売権を得る見通しの中国連合通信(チャイナ・ユニコム、香港)0762.HKCHU.Nとの交渉を完了させる必要がある。
WSJによると、アナリストはアップルと中国側との交渉は決着に近い段階まで進んでいるとみている。
アップル広報担当のナタリー・ハリソン氏はコメントを拒否した。