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第45回衆院選:外交・政治関係者はこうみる

 [東京/ワシントン 31日 ロイター] 第45回衆院選は、民主党が300議席を超す議席を獲得して圧勝し、同党中心の連立政権を樹立することになった。海外の外交・政治関係者のコメントは以下の通り。

 8月31日、第45回衆院選は民主党が300議席を超す議席を獲得して圧勝し、同党中心の連立政権を樹立することになった(2009年 ロイター/Issei Kato)

●公約をすべて実行なら痛みも

 <アメリカン・エンタープライズ研究所(ワシントン) マイケル・オースリン氏>

 彼らがすると言った事を本当にすべて実行しようとするかどうかが問題だ。すでに痛んでいる制度に、苦痛を伴う影響を及ぼす可能性があるだろう。

 政府を大掃除するといった考えを明確にすれば、官僚を非常に懸念させることになるだろう。

 自民党は、日本よりもワシントンで惜しまれるだろう。

●民主党、米政府との間に若干の距離を置く可能性

 <外交問題評議会上級研究員(日本研究)、シーラ・スミス氏>

 (鳩山氏は)基本的に、米国主導のパックスアメリカーナの時代は終わりを迎えたという考えを明確にしている。

 外交政策については、民主党から幾つかの興味深い考えが出てくるだろう。

 民主党は、米政府との間に若干の距離を置きたいと考えているようだ。

●日本の戦後政治制度の終焉

 <コロンビア大学ゲーリー・カーティス教授> 

 不人気な首相を抱え、経済問題に直面した自民党がいかに敗北したかという話ではない。これは日本の戦後の政治制度の終焉だ。自民党以外の党が衆議院の過半数を占めた。ひとつの長い時代が終わり、次の時代の始まりを告げるものだが、不透明な点が多々ある。

●民主党は中国との関係に前向き

 <清華大学(北京)劉江永教授>

 民主党は中国との関係には前向きだ。以前と比べて、関係の安定化に意欲的だ。しかし、二国間関係にはまだ複数の問題があり、解決に向けて両国の努力が必要だ。

 総じて、両国関係は改善するだろう。話し合いとより良いコミュニケーションを通じて、日中は関係を悪化させることはないだろう。

●日米の同盟関係に負の影響も

 <ヘリテージ財団(ワシントン)のブルース・クリングナー氏> 

 民主党は現状を大きく変えようとすればある程度制約を受けるだろうが、民主党の勢いは、日米の同盟関係や米国のアジアの安全保障政策に重大かつ不利益をもたらしかねない影響を及ぼす可能性がある。

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