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中外製薬、来年3月までに1200万人分のタミフルを供給へ

 [東京 7日 ロイター] 中外製薬4519.Tは7日、抗インフルエンザウイルス剤「タミフル」の供給計画について、2010年3月までに、1200万人分を生産・供給すると発表した。今後は新型インフルエンザの流行状況に応じて、追加供給も検討するとしている。

 中外薬によると、毎年秋から翌年3月あたりまでをインフルエンザの流行シーズンとすると、中外薬は昨シーズン(08年秋から09年3月)900万人分のタミフルを供給した。2010年3月までの今シーズンは、それを約3割上回る規模となる。

 政府備蓄分とは別の医療機関向けの出荷量として、中外薬は昨シーズン400万人分を供給していた。それと比較すると、今シーズン(1200万人分)は3倍の出荷量にあたる。

 中外薬の広報担当者は、この計画が今期の業績予想に与える影響について、現段階ではコメントを差し控えるとしている。

(ロイターニュース 江本 恵美)

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