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新型インフル、早めの学校閉鎖で感染拡大防止を=WHO

 9月11日、WHOは新型インフルエンザ(H1N1型)の感染拡大の初期段階で学校閉鎖に踏み切ることが有効との見方を示した。写真は7月、新型インフルエンザによって一時的に閉鎖となったドイツの学校で(2009年 ロイター/Fabrizio Bensch)

 [ジュネーブ 11日 ロイター] 世界保健機関(WHO)は11日、新型インフルエンザ(H1N1型)の感染拡大の初期段階で学校閉鎖に踏み切ることで、感染のスピードが抑制され、薬の在庫を確保する時間を稼げるとの見方を示した。

 これまでニューヨークやそのほかの場所で、学校の教室が新型インフルエンザの感染拡大の場となった。北半球では新学期が始まって各学校に学生が戻ってきており、感染リスクの軽減が課題となっている。

 WHOは、段階的に対処することで感染の広がりを抑えることができると指摘。「人口の1%が体調を崩す以前の感染が広がり始めた初期段階に学校を閉鎖した場合」に、その効果が最も大きいという。また学校閉鎖によって感染拡大のピーク時の医療需要を推定で30─50%縮小できるとみている。

 WHOが前週発表したデータによると、4月に北米で感染が確認されて以来、新型インフルエンザウイルスによって世界中で少なくとも3205人が死亡した。

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