[東京 15日 ロイター] 北沢俊美防衛相は15日、ロイターとのインタビューで、今後は中国の軍事力の台頭もあって、日米同盟関係はより重要になってくるとの見方を示した。
国際社会で中国が台頭してくる中、日米同盟関係の意義は小さくなりつつあるのではないかとの質問に対して防衛相は「それは全くないと思う」としたうえで「中国は、確かに空軍や海軍を増強しているという現実はある。その意図は、私たちにはまだはっきりしない。アジア太平洋で中国の軍事力がどんどん存在感を高めていくとになると、脅威に感じる国は出てくるかもしれない。そういう意味で日米同盟というのはむしろ価値が上がってくるのではないか」と述べた。
(ロイターニュース イザベル レイノルズ記者)