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株式相場は強気基調、今からでも投資遅くない=フィデリティ

 [ソウル 21日 ロイター] フィデリティ・インターナショナルの投資部門プレジデントで、著名ファンドマネジャーのアンソニー・ボルトン氏は21日、世界の株式市場は依然として強気基調にあり、今から投資しても遅すぎることはないとの認識を示した。

 10月21日、フィデリティ・インターナショナルのアンソニー・ボルトン氏は、世界の株式市場は依然として強気基調にあり、今から投資しても遅すぎることはないとの認識を示した。写真はニューヨーク証券取引所の株価ボード。14日撮影(2009年 ロイター/Brendan McDermid)

 また、ハイテク株や消費関連銘柄が次の上昇をけん引するとも述べた。

 ボルトン氏は逆張り投資で知られ、20年以上にわたり英国ファンドマネジャーのトップクラスの地位を維持している。

 同氏は記者会見で、コモディティ関連銘柄や工業株は上昇の勢いを失いつつある一方、成長株が注目を集めていると指摘。「押し目買いの段階は終わった。ただ、株価は安値からかなり上昇しているにもかかわらず、われわれは強気相場は続くとみている。上昇は複数年にわたるだろう」と述べた。

 フィデリティ・インターナショナルは、世界最大の投資信託運用会社である米フィデリティ・インベストメンツ傘下の一部門。ボルトン氏は、アジアの若手ポートフォリオマネジャーを指導するため、当地を訪れている。

 同氏は、強気相場の第一段階は今年か来年第1・四半期に終わるが、長期的にはバリュエーションは依然魅力的だと指摘した。

 各国政府の空前の信用危機対策に支援され、MSCI世界株価指数は3月の安値から約70%急伸した。MSCIアジア太平洋株指数(日本を除く)は今週、1年2カ月ぶりの高値を付けた。

 ボルトン氏は株式相場の判断において景気見通しをさほど重視しないが、世界経済は回復期にあり、リセッション(景気後退)に陥る可能性は低いとみている。ただ、回復のペースは来年鈍化する可能性があるとしている。

 同氏は、銀行、不動産および保険などの金融関連株を引き続き有望視しているが、規制が金融セクターの主要なリスクになる可能性はある。

 同氏は自身の投資キャリアのなかで経験した「6回の銀行危機」を引き合いに出し、「金融株を保有することは正しいと依然考えている。(私の経験に基づくと)金融危機後、2─3年は金融株を保有できる」と述べた。

 また、欧米の成長は低いため、インフレは今後数年間は株式相場の脅威とならないとし、現在の低い経済成長率と低金利は株式にとってプラスに働くと語った。

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