for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

三菱自4―9月営業損益は赤字に転落、欧州などで販売急減

 10月29日、三菱自4―9月営業損益は赤字に転落、欧州などでの販売急減で。写真は都内のショールーム。7月撮影(2009年 ロイター/Yuriko Nakao)

 [東京 29日 ロイター] 三菱自動車工業7211.Tは29日、2009年4―9月連結営業損益が325億円の赤字に転落したと発表した。前年同期は253億円の黒字だった。トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト2人の予測平均値50億円の赤字を下回った。

 上期の赤字は従来予想(350億円の損失)とほぼ同水準だったとして、2010年3月期の連結営業利益予想は前年比664.1%増の300億円で据え置いた。 

 4─9月期の全世界での販売急落により売上高は前年同期比53%減の5730億円と大幅に減少し、営業損益は前年同期比で969億円減少。内訳は欧州で470億円、アジアなどで366億円、北米で82億円、日本で51億円減少した。会見した益子修社長は、「上期は計画通り、通期については従来から(同業他社と比べ)前向きにみていた」として下期の黒字化と通期予想の達成に自信を示した。

 通期予想は、トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト5人の予測平均値247億円を21.3%上回っている。

 通期の販売台数(小売ベース)は93万2000台と従来見通しを据え置いた。ただ上期の販売が当初予想の42万7000台を上回り44万5000台を確保したとして、下期計画を50万5000台から48万7000台に引き下げた。国内では「エコカー減税の対象車種が増える」(益子社長)と期待しているが、ロシアやウクライナでは市場が急速に縮小している。下期の想定為替レートはドル/円を92円から88円に変更した。ユーロ/円は116円から130円に変更した。

 今後の経営環境について益子社長は、「日本は少子化・高齢化で自動車販売には厳しい環境が続く」としつつも、「米国は人口も増えており、いつかわからないがいずれ市場が回復する」とコメント。直近の円高傾向について、「損益へは厳しいインパクトがあるが、国内から海外への生産移管などの予定はない」と述べた。

 (ロイターニュース 竹本 能文記者)

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up