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日立の上期は営業赤字247億円、改善も通期に不透明感

 10月29日、日立の上期は営業赤字247億円に。写真は都内の同社本社。2月撮影(2009年 ロイター/Yuriko Nakao)

 [東京 29日 ロイター] 日立製作所6501.Tが29日発表した2009年4―9月期の連結業績(米国会計基準)は、営業損益が247億円の赤字(前年同期は1970億円の黒字)、当期損益が1332億円の赤字(同141億円の黒字)だった。

 自動車機器などの赤字が業績を下押しした。上期は当初計画に比べると改善傾向だが、グローバルな経済環境については不透明感が強く、通期予想は保守的にみているという。

 同社は26日に09年4―9月期と2010年3月期の連結業績について従来予想の修正を発表済み。10年3月期は営業利益800億円(前年実績は1271億円)、当期損益は2300億円の赤字(同7873億円の赤字)を見込んでいる。2300億円の当期赤字予想は、トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト4人の予測平均値2025億円を下回っている。

 当初1100億円とみていた上期営業赤字は大幅に縮小。4─9月期は、自動車機器を含む電力・産業システムが226億円の営業赤字だったものの、期初予想との比較では403億円改善した。エコポイント制度の効果などで、薄型テレビなどデジタルメディア・民生機器は7─9月期に黒字に転じた。ハードディスクドライブ(HDD)事業は7─9月期から営業黒字で、年間でも黒字が見込めるという。

 会見した三好崇司副社長は、「自動車、エレクトロニクス、消費者向け関連は計画よりは改善した」と説明。通期見通しについては、「10─12月期はけっこう見えているが、1─3月期は不透明。世界経済の状況に確固たる見通しがもてないので、保守的な見方をして修正を発表した」と述べた。従来、年間で2000億円としていた固定費削減計画は、600億円増額の2600億円とした。

 部門別の通期営業損益は、情報通信システムが1020億円(期初見通し比250億円増)、電力・産業システムが280億円(同230億円増)、高機能材料が380億円(同110億円増)のそれぞれ黒字の見通しで、電子デバイスが40億円(同50億円悪化)、デジタルメディア・民生機器が150億円(同20億円悪化)のぞれぞれ赤字を予想している。

 (ロイター日本語ニュース、浜田健太郎)

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