[ワシントン 21日 ロイター] オバマ米大統領は21日、週末恒例の演説で、経済状況をめぐって国民に忍耐を求めた。また、先週終えたばかりのアジア歴訪は、米国の輸出に重要な意味を持つと述べ、成果がなかったとの批判に反論した。
10月の米雇用統計では失業率が10.2%に達し、26年半ぶりに2けた台に突入。高かった支持率も急低下している。こうした状況を受け、オバマ大統領は来月にホワイトハウスで開催する雇用および経済成長に関するフォーラムで、雇用創出のためにあらゆる手段を講じると説明した。
さらに、結果を求めて国民がしびれを切らしているとされる中で、「まだ時間はかかるが、われわれは正しい方向に向かっていると約束できる」などと話した。
20日に公表されたギャラップ調査によると、オバマ大統領の支持率は49%に低下し、初めて50%を割り込んだ。