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円10カ月ぶり高値、ドル指数15カ月ぶり低水準=NY市場

 [ニューヨーク 25日 ロイター] 25日のニューヨーク外国為替市場では、主要6通貨に対するドルの価値を示すドル指数が15カ月超ぶりの低水準に下落した。

 11月25日、ニューヨーク市場では、主要6通貨に対するドルの価値を示すドル指数が15カ月超ぶりの低水準に下落。写真はコロラド州ウェストミンスターの銀行。3日撮影(2009年 ロイター/Rick Wilking)

 24日に発表された11月米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、最近のドル下落を「秩序のある(orderly)」ものとし、低金利を当面維持する可能性を示唆したことが圧迫した。

 ユーロは対ドルで1.51ドルを突破。1日としては、約4カ月ぶりの大幅上昇となった。円も対ドルで10カ月ぶり高値を付けた。米感謝祭の休場を控えて商いが薄かったせいで、動きが大きくなった可能性がある。

 この日発表された米経済指標は、雇用、消費、住宅の各セクターの安定化を示した。このため、リスク選好ムードが強まり、豪ドルなど高金利通貨が買われた。

 FOMC議事録は、これまでのところドルの下落は「秩序のある(orderly)」ものだとし、投機的動きはみられないと指摘。ただ「ドルの下落が加速する傾向やドル安によりインフレ圧力が大きく強まる傾向には注意深い監視が必要」としている。

 フォレックス・ドットコムのチーフカレンシーストラテジスト、ブライアン・ドラン氏は「(FRB幹部らは)ドル安を過度に懸念してしない。最も重要なのは、彼らが当面政策金利を変更するつもりがないことだ。数カ月前からあるドル安要因が続くことになる」と指摘した。

 主要6通貨に対するICEフューチャーズUSのドル指数は1.1%低下し74.241。一時2008年8月上旬以来の低水準となる74.227をつけた。

 ロイター・データによると、ユーロ/ドルは15カ月超ぶり高水準の1.5144ドルをつけた後、1.2%ユーロ高/ドル安の1.5136ドル。

 トレーダーによると、ロシア中銀が外貨準備の一部をカナダドルで運用する準備を進めている、との報道でドルの下げが加速した。

 ドルは対円で1.4%下落し87.34円。一時1月以来の低水準となる87.22円をつけた。

 インタラクティブ・ブローカーズ・グループのシニアアナリスト、アンドリュー・ウィルキンソン氏は、26日が感謝祭の祝日で米国人投資家の多くが週明けまで取引しないが、25日の動きを踏まえるとドルは今週末にかけてまだ売られる可能性がある、とみている。

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