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欧州経済団体、ユーロ圏首脳に人民元上昇を促がすよう要請

 11月25日、欧州の経済団体ビジネスヨーロッパは、今週末中国を訪問するユーロ圏首脳に対し、人民元上昇を中国側に促がすよう要請。写真は台湾の空港の外貨両替所で人民元紙幣を数える従業員。7月撮影(2009年 ロイター/Pichi Chuang)

 [ブリュッセル 25日 ロイター] 欧州の経済団体ビジネスヨーロッパは25日、今週末中国を訪問するユーロ圏首脳に対し、人民元上昇を中国側に促がすよう要請した。

 同団体は、欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁、ユンケル・ユーログループ議長、アルムニア欧州委員に宛てた書簡で「中国当局は新たな人民元相場の上昇について検討し、より柔軟性のある為替制度を導入する必要がある」と指摘。同時に米当局が強いドル政策への決意を表明することも重要だとした。3首脳は中国当局者と29日に南京で会談を開き、為替相場について協議する予定。

 またユーロは4月初旬以降、米ドルと人民元に対しそれぞれ約13%上昇しており、貿易加重ベースでも2%上昇していると指摘。「われわれの見解では、最近の為替相場の動向、特に人民元相場の動向は、世界的な不均衡の秩序だった是正という目的に沿ったものではない」として、ユーロだけでその調整の負担を負うことは不可能と主張した。

 人民元相場は米ドルに事実上ペッグされており、中国の巨額の貿易黒字にもかかわらず、人為的に人民元の上昇が抑制されている。元の上昇抑制は、中国の輸出業者に優位性を与えており、同国の外貨準備を増加させ、世界的な貿易不均衡の一因となっている。

 欧州は、中国が輸出への依存度を減らし、内需を拡大させることで成長をリバランスすることが中国の国益にかなうと考えており、そのためには人民元相場の上昇を容認し、同国の社会保障システム改革など構造改革を実施することが必要だとしている。

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