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UAE向けエクスポージャーは英銀が最大

 11月27日、国際決済銀行のローンに関する統計によると、アラブ首長国連邦向け融資額は英銀行が格段に大きいことが明らかに。写真はドバイのHSBCとバークレイズ(2009年 ロイター/Steve Crisp)

 [ロンドン 27日 ロイター] 国際決済銀行(BIS)のローンに関する統計によると、アラブ首長国連邦(UAE)向け融資額は英銀行が格段に大きいことが明らかになった。

 アナリストは、英国は伝統的に中東との関係が深く、他国に比べてエクスポージャーが大きいと指摘した。

 BISのデータによれば、世界の銀行によるUAEへの融資総額は6月末時点で1230億ドル。このうち英銀行は500億ドルで、フランス(113億ドル)、ドイツ(106億ドル)、米国(106ドル)、日本(90億ドル)を大幅に上回っている。

 UAEの銀行協会による2008年末時点の推計では、英HSBCホールディングスHSBA.Lの融資額が175億ドルと目立って多かったが、6月末時点の半期業績報告では159億ドルに縮小していた。

 HSBCは問題のあるドバイ向け融資についてコメントを控えた。

 ゴールドマン・サックスのアナリストは、UAEに関連したHSBCの損失について、当初は6億ドルをやや上回る程度にとどまるとの見方を示した。

 UAEの銀行協会の推計によれば、HSBCに続き融資額が多かった外国銀行はスタンダード・チャータード(スタンチャート)STAN.Lで、78億ドルだった。バークレイズBARC.Lの36億ドル、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)RBS.L の22億ドルがこれに続いた。

 米金融機関としてはシティグループC.Nのエクスポージャーが最も大きく、融資額は19億ドル。欧州大陸の金融機関ではフランスBNPパリバBNPP.PAが17億ドルで最大だった。

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