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イオンが保有する米タルボット全株を譲渡へ、北米事業から撤退

 12月9日、イオン(写真)は子会社のイオンUSAが保有する米衣料専門店タルボットの全株式を譲渡すると発表。2007年4月撮影(2009年 ロイター/Yuriko Nakao)

 [東京 9日 ロイター] イオン8267.Tは9日、子会社のイオンUSAが保有する米衣料専門店タルボットTLB.Nの全株式を譲渡すると発表した。北米事業から撤退し、経営資源を日本、中国、東南アジアに振り向ける。

 豊島正明執行役・グループ財務最高責任者は会見で「北米事業は、戦略的なエリアではないと判断した。日本、東南アジア、中国に経営資源を集中するため、北米事業からは撤退する」と述べた。

 タルボットは2010年2月に米投資ファンドのBPWと合併する。合併新会社に対してイオンUSAが保有するタルボットの全株式(発行済み株式の54%)を譲渡。株式の譲渡を受けた新会社は、それを消却することになるという。また、イオンは約200億円の融資の返済を受ける。 

 イオンは、1988年にタルボットを約400億円で買収したが、07年後半から業績は下降傾向となり、09年2月期には5億6000万ドルの当期赤字を計上。イオンは09年2月期にタルボット関連で379億円の特別損失を計上し、連結当期損失27億円と赤字に転落していた。すでに株式の評価損を計上していることなどから、今回の株式譲渡による2010年2月期連結業績への影響はないという。

 9日の東京株式市場では、イオンの業績の重石となっていたタルボットの売却を好感。前場は前営業日比25円高の753円で取引を終えた。 

 (ロイターニュース 清水 律子)

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