[東京 24日 ロイター] 私的整理の一種である事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)の手続きに入っているアイフル8515.Tは24日に開いた第3回債権者集会で、すべての取引金融機関の承認を得て、ADRが成立した。2010年9月末まで各金融機関に融資残高の維持を求めた再生計画案が認められた。
関係者によると、アイフルは、債権者のゴールドマン・サックス証券が要請していた保有ローン債権の買い取りにも応じた。これにより、65社すべての金融機関の同意を取り付けた。同社は9月にADRを申請。成立のためには、3回の債権者集会で全金融機関の賛同が必要だった。ADRの対象となる債権残高は約2800億円となる。
(ロイターニュース デイビッド・ドラン 布施太郎)