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米グーグルが独自ブランド携帯電話を発表、投資家は様子見

 1月5日、米グーグルが独自ブランドの新型スマートフォン「Nexus One(ネクサスワン)」を発表。カリフォルニア州マウンテンビューで撮影(2010年 ロイター/Robert Galbraith)

 [マウンテンビュー(米カリフォルニア州) 5日 ロイター] 米グーグルGOOG.Oは5日、独自ブランドの新型スマートフォン「Nexus One(ネクサスワン)」を発表した。ウェブサイトを通じた直販方式を採用し、成長が見込めるモバイルインターネット市場での事業強化を目指す。

 同社の携帯端末向け基本ソフト(OS)「アンドロイド2.1」を搭載したNexus Oneは、3.7インチ(9.4センチ)のタッチスクリーンや音声認識機能、3Dインターフェースを採用。5メガピクセルのカメラを装備し、本体の厚さは11.5ミリで重さは130グラムとなっている。

 創業11年の同社の歴史で、消費者家電製品を直接手掛けるのは今回が初めて。

 ただ、アナリストの間では、米アップルAAPL.Oの携帯電話機「iPhone(アイフォーン)」の登場時に比べると、デザイン面での革新性は乏しいとの声が出ている。

 グーグル携帯電話について、テクノロジー関連サイトなどでは好意的な意見が目立つが、米モトローラMOT.Nなどが既に販売しているアンドロイド搭載の既存製品と大きな違いはないという見方もある。

 ネクサスワンはグーグルのウェブサイトで販売され、価格は通信会社を選択できるアンロックタイプが529ドル、ドイツテレコムDTEGn.DE傘下のTモバイルUSAと2年間の通信サービス契約を結ぶタイプは179ドルとなる。

 カナコード・アダムスのアナリスト、ジェフ・ラス氏は「事前に見込まれていたほど、流れを大きく変える製品ではない」と指摘。端末を無償提供していれば業界を揺さぶることができたかもしれないが、むしろ従来と変わらない価格設定で市場投入したとしている。

 一方、携帯端末向けOS市場でのアンドロイドの位置づけを確固たるものにする動きとして、今回の独自携帯販売を評価する見方もある。また、フォレスターのアナリスト、チャールズ・ゴルビン氏は、Nexus Oneは2007年のiPhone登場時に比べればテクノロジー面で「飛躍的進歩」ではないが、それでも印象的な機器だと評価している。

 投資家らの間には、グーグル初のハード直販に様子見の姿勢が目立つ。同社の株価は昨年12月初めから約7%上昇、1月4日には52週間ぶり高値を付けたが、アナリストらは、株価上昇が独自携帯への期待感ではなく、中核事業であるネット広告ビジネスの改善が要因だと指摘している。

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