[香港 13日 ロイター] 米インベスコIVZ.Nの首席エコノミスト、ジョン・グリーンウッド氏は、中国は金融引き締めを継続し、これまでの政策緩和を向こう2年間で完全に巻き戻す、との見方を示した。
中国は今年、預金準備率をさらに引き上げ、政策金利も引き上げると予想。ただ、中国経済は引き続きアウトパフォームする、としている。
同氏はまた、中国の通貨・人民元について、2010年半ばまでに上昇を再開し、今年は2.5─3%上昇するとの見通しを明らかにした。
中国人民銀行(中央銀行)は12日、銀行の預金準備率を1月18日から0.5%ポイント引き上げると発表。景気拡大が先行するなか、金融引き締めに向け強い姿勢を打ち出し、市場を驚かせる格好となった。