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年前半は日本株のベアマーケット・ラリー=ゴールドマン

 1月20日、ゴールドマン・サックス証券は日本株に対して、引き続き短期的には強気の見方を示した。写真は東京証券取引所で(2010年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 [東京 20日 ロイター] ゴールドマン・サックス証券(GS証券)は、19日付のリポートで、日本株に対して、引き続き短期的には強気の見方を示し、TOPIXは1050まで上昇すると予想している。

 リポートは「寅年のサプライズ」と題し、「2010年は日本株が世界の主要株式市場の大半をアウトパフォームするという大きなサプライズとともに始まった。このアウトパフォーマンスが今後も続くかどうかの判断は難しいが、現在はベアマーケット・ラリーの最中にある」とし、年前半は強気でみている。

 ベアマーケット・ラリーを促しているのは1)円安、2)輸出の回復、3)景気対策の拡大、4)外国人の投資資金の流入──の4つ。

 最近、市場で話題の外国人投資家の動向については、「日本株は底入れした」との共通の見方が広がっているとしたうえで、外国人投資家が選好する中国などの市場が、最近、金融引き締めに神経質になっていることを背景に、日本株はその他市場にある程度は追いつくとみているため、外国人投資家からの資金流入は短期的には続くとみている。

 しかしその一方で、日本市場にはバリュエーション面の制約や、進展していない構造改革や供給過剰等の要因から相場の上昇余地は小さいとしている。中でもバリュエーションについては、11年3月期はかなり大幅な利益の回復が予想されるものの、日本株のPERは世界のその他市場を依然大きく上回っており、EV/EBITDA倍率は欧州やアジア株並みだと指摘。いまだ魅力的とはいえない、としている。GS証券は、リターンが著しく上昇しない限り株価の上昇余地は恐らく引き続き限定され、デフレの解消や米国の堅調な回復、および一段と積極的な企業のリストラがなければ、リターンの大幅な上昇はないとみている。

 こうした見解を踏まえた同社の投資アイデアは、為替は円安方向に進む可能性が高く、日銀は量的緩和を拡充すると見られるとしたうえで、グローバルな景気敏感株/輸出企業(商社、エネルギー/化学、機械、電子部品、精密機器、自動車)と証券やインフラ(不動産/REIT)などベータ値の高い内需関連セクターの一部を引き続きオーバーウエート、一方でディフェンシブ・セクターの大半でアンダーウエートを継続する、としている。テーマ別では、為替敏感株、M&Aと高IRR銘柄、環境技術、新興国関連銘柄、日経平均配当スワップ──に注目しているという。

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