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第4四半期米GDP速報値:識者はこうみる

 [ニューヨーク 29日 ロイター] 米商務省が発表した第4・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、前期比年率で5.7%増と市場予想の4.6%増を超え、2003年第3・四半期以来6年ぶりの大幅な伸びとなった。

 1月29日、第4・四半期の米GDP速報値は、前期比年率で5.7%増と市場予想を超え、03年第3・四半期以来6年ぶりの大幅な伸びとなった。写真は2004年11月、ニューヨークで(2010年 ロイター/Peter Morgan)

 市場関係者のコメントは以下の通り。

●FRBの金利据え置きを示唆

 <ウェルズ・ファーゴ証券の首席エコノミスト、ジョン・シルビア氏>

 全体的な数値は大方予想通りだった。注目すべきは伸び続けている最終需要だ。最終需要は個人消費支出、民間設備投資、ソフトウエア機器、連邦政府(の動向)を反映する。

 米経済は持続的に回復しているが「V字型」の回復ではない。経済は改善を続けているものの、活況は呈していない。これは、連邦準備理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の内容に沿って政策金利を現行水準に据え置くことを示唆している。

FRBは経済成長率に満足していると思われ、重要なことにインフレ率は低い。エコノミストにとり良い材料だ。経済が回復しつつありまずまずであることを示している。

●驚くほど良い結果、利上げを導く可能性がある

 <ハリス・プライベートバンクの最高投資責任者、ジャック・アブリン氏>

 驚くほど良い結果だった。非常に底堅く、政府の刺激策に依存できない下半期に向けた助走となる。これは、生命維持装置がはずされる時も脈があるように、できるだけ早い段階で準備をしておく計画の一部だ。

 今回の結果が利上げを導く可能性がある。ただ大方の市場関係者は政府プログラムの先、連邦準備理事会(FRB)の買い入れプログラムやその他の支援策がなくなる下半期を見据えている。前倒しされた数値が出るのは全体的には良いことだ。低すぎるよりは高すぎる方が良い。

●最終需要は過去と比較するとかなり弱い

 <RBCキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、トム・ポーチェリ氏>

 在庫を除いた最終需要は2.2%増だった。これは目を見張るような数字ではない。1975年や1982年の景気後退期と比べれば、75年の後退期後、最初の2四半期の実質最終需要は平均4%、82年の場合は5%だった。比較論では今回の数字はかなり弱い。

 現在2010年第1・四半期だが今回の統計は後ろを振り返った数字であり、マクロ経済の観点からすればそれほど強気になるような変化はあまり見られない。

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