[イカルイト(カナダ) 5日 ロイター] 菅直人副総理兼財務・経済財政担当相は5日、7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の初日の夕食会で、中国の経済状況はややバブルのおそれがあり、注目していると語った。夕食会後、記者団に明らかにした。
菅財務相は「最近の中国の経済状況は、ややバブルのおそれがあるため注目している」と語った。
その上で、日本も不動産バブルを経験して痛い目にあったので、そうならないよう安定的な成長が必要と述べ、異論や反論は特になかったという。
菅財務相によると、夕食会では、フランスがG7のあり方について提案。「いろいろ話が出たが、とくに今日結論が出たという感じではない」と話した。ギリシャの財政問題もかなり話題になったとしている。
日本からは、財政に過大に依存せず、需要を創出していく政策について説明したという。