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ユーロ、対ドル・人民元で高い水準=OECDチーフエコノミスト

 2月11日、OECDのチーフエコノミストはユーロ(写真)相場について、最近は下落傾向にあるがドルと人民元に対して高い水準となっているとの見方を示した。2001年12月撮影(2010年 ロイター/Russell Boyce)

 [パリ 11日 ロイター] 経済協力開発機構(OECD)のチーフエコノミスト、ピエール・カルロ・パドアン氏は11日、ユーロ相場について、最近は下落傾向にあるものの、ドルと人民元に対して高い水準となっているとの見方を示した。

 2009年11月に1年超ぶり高値である1.50ドルをつけていたユーロ/ドルは、ギリシャの債務問題をめぐる懸念などを背景に過去数週間軟調となっている。この日は一時1.36ドルを下回った。

 ロイターとのインタビューでパドアン氏は「ユーロ高の長期的な問題は、現在の状況より前にさかのぼる世界的な不均衡の問題、他国の為替政策に関連している」と指摘。「原則的にユーロ安は輸出にとって有利だが、欧州の輸出ひいては欧州の成長にとってプラスとなるには、第一に(ユーロ安が)持続し、第二にファンダメンタルズによって正当化される必要がある」と述べた。

 現在の値の振れ方は必ずしもそういった構図を示していないとし「原則的には世界的な不均衡是正がユーロ安につながるのは確かだが、問題はいかにしてユーロ安が達成されるかだ。現在のユーロ安につながった道筋は適切ではないと考える」と語った。

 パドアン氏は「ユーロはドルと人民元の双方に対して強い」と指摘。「現時点では対ドルで1.45ドル程度のユーロは過大評価だと言えるが、重要なのはそのことではない。重要なポイントは、人民元をはじめ全般的に一段の柔軟性に向かうことだ。そうすればユーロは他の通貨について大きな循環を追うようになる」との見方を示した。

 中国経済の急速な成長を踏まえれば人民元の上昇は理にかなっているとした上で、中国における他の変化も反映する形であるべきだとし「中国の通貨は少なくとも1つの理由により、いずれ上昇しなければならない。それは中国経済が移行期にあるという事実だ」と述べた。

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