[東京 15日 ロイター] 内閣府が15日発表した2009年10―12月期国民所得統計1次速報によると、実質国内総生産(GDP)は前期比プラス1.1%、年率換算プラス4.6%となり、7―9月期の前期比0.0%から明確なプラスに転じた。
一方、名目成長率は前期比プラス0.2%。
GDPデフレーターは前年同期比マイナス3.0%、国内需要デフレーターは前年同期比マイナス2.9%だった。GDPデフレーターは前期比ではマイナス0.9%、国内需要デフレーターは前期比マイナス0.9%だった。
2009年度の残り1四半期がゼロ成長だった場合の09年度の成長率は、マイナス2.2%。政府経済見通しの09年度実質成長率(マイナス2.6%程度)の達成には、残りの四半期がマイナス1.8%程度で可能。
ロイターの事前調査では、10―12月期の実質GDPの予測中央値は前期比プラス0.9%、年率プラス3.7%だった。