[デトロイト 1日 ロイター] トヨタ自動車7203.Tは、大規模なリコール(回収・無償修理)問題による米市場での販売低迷を受けて、5年間の自動車ローン金利ゼロなどを含む積極的な販売奨励策を3月に実施する方針。関係筋が1日明らかにした。
リコール問題で製品の安全性に懸念を抱く米消費者のトヨタ離れに歯止めをかけたい考え。
新たな奨励策は2日から3月いっぱい実施される見通し。
関係筋によると、トヨタはアクセルペダルの不具合でリコールの対象となった主力の「カムリ」や「カローラ」などを含む、2010年モデルの一部車種について、5年間の自動車ローン金利ゼロのサービスを実施する。
また再びトヨタ車を購入した顧客の一部に対して、キャッシュバックのほか、オイル交換など2年間の無料メンテナンスサービスを提供するという。
トヨタの広報は、2月の米自動車販売台数を発表する2日に、新たな奨励策を発表する計画としたが、詳細についてはコメントを拒否した。
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