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雇用統計受けドルが上昇、対円で7カ月ぶり高値=NY市場

 [ニューヨーク 2日 ロイター] 2日のニューヨーク外国為替市場でドルが幅広い通貨に対して上昇し、対円で7カ月ぶりの高値をつけた。3月の米雇用統計で民間部門の雇用増が約3年ぶりの伸びとなったことが背景。

 4月2日、3月の米雇用統計で民間部門の雇用増が約3年ぶりの伸びとなったことを受け、ドルが幅広い通貨に対して上昇し、対円で7カ月ぶりの高値をつけた。昨年11月撮影したドル札(2010年 ロイター/Choi Bu-Seok)

 雇用統計は米労働市場が緩やかながらも確実に回復していることを示し、連邦準備理事会(FRB)が他の主要中銀に先駆けて利上げを行うとの見方を裏付ける形となった。

 ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの為替戦略のグローバル部門を率いるマーク・チャンドラー氏は「雇用統計が米労働市場が引き続き改善していることを示しているなら、米国の需給ギャップがゆっくりと縮小しつつあるというわれわれの全般的な見方を一致する」と述べた。

 その上で「これによりFRBは日銀や欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行(英中銀)よりも先に利上げが可能になる。(こうした状況により)ドルは中期的に下支えされるとみている」との見方を示した。

 3月の非農業部門雇用者数は16万2000人増加した。市場予想の19万人増は下回ったものの、民間部門は12万3000人増と2007年5月以来の大幅な伸びとなった。

 正午時点でユーロ・ドルは0.7%安の1.3481ドル。グローバルマクロ戦略のヘッジファンドが雇用統計を受けてユーロ売りに出たとの声がトレーダーから聞かれた。

 ロイター・データによると、ドル/円は一時94.69円まで上昇し09年8月下旬以来の高値をつけた。その後は0.9%高の94.65円となった。

 ディーラーは95円付近にオプション絡みの売り注文があるため、ドルの上値が重くなったと指摘した。

 ポンドは0.7%安の1.5190ドル。

 主要6通貨に対するICEフューチャーズUSドル指数は0.6%上昇し81.306。

 雇用統計が全般的に堅調な内容だったことから、一部の為替アナリストの間ではFRBが5日に公定歩合を引き上げるとの見方が出ている。

 GFTの為替調査部門ディレクター、キャシー・リエン氏は「FRBが資産買い入れプログラムを終了したことを踏まえれば、公定歩合の一段の引き上げは次のステップとして理にかなっている」と語った。

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