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ドル、年内にテクニカルな反発がある可能性=中国人民銀行

 4月2日、中国人民銀行は報告書で、2010年にはドルのテクニカルな反発があり得るとの見解を示した。昨年12月撮影した米ドル札(2010年 ロイター/Sam Mircovich)

 [北京 2日 ロイター] 中国人民銀行(中央銀行)は2日、世界の金融市場に関する長文の報告書を発表し、2010年にはドルのテクニカルな反発があり得るとの見解を示した。

 また、緩和的な金融政策により、世界的に資産バブルの形成と物価上昇が後押しされる可能性があると表明した。

 欧米銀行のまだ表面化していない巨額な不良債権が世界経済の脅威になる恐れがある、とも警告した。

 人民銀行は、米連邦準備理事会(FRB)が他の主要国に先駆けて利上げを行い、欧州連合(EU)のソブリン債務問題が長引けば、ドルは2010年に反発する可能性が高い、と予想。一方で、莫大な米財政・貿易赤字がドルの上値を限定する可能性があるとの見方を示した。「従って、ドルが反発したとしても、さほど強力な反発ではないだろう」と結論付けている。

 主要国中銀が採用した量的緩和を含む超緩和的な金融政策については、世界の金融市場に巨額の流動性をもたらしたとし、「ひとたび実体経済が好転すれば、放出された大量の流動性は確実にインフレ圧力を増大させる」と予想。「世界の中央銀行は資産バブルとインフレの形成を回避するという喫緊の課題に直面している」と指摘した。

 人民銀行はまた、米国と英国を含む一部主要国のソブリン信用格付けが引き下げられるリスクを強調した。

 原油については、世界経済の回復がぜい弱なため緩やかな上昇が予想されるとする一方、金相場の上昇余地は限定的との見方を示した。

 人民元については、交換性拡大を引き続き推進する方針を表明した。

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