[ワシントン 5日 ロイター] イラクの首都バグダッドで2007年にロイターのカメラマンとその助手を含む10数人が米軍の攻撃により死亡した事件で、当時の様子を撮影した米軍の機密ビデオがインターネットに公開された。
このビデオは上空のヘリから撮影されたもので、政府の機密情報などを扱うウェブサイト「WikiLeaks」(wikileaks.org/)が公開。WikiLeaksによると、最初の攻撃で9人が死亡。さらに、負傷者を車に運び込もうとした数人も銃撃を受けて死亡したとみられる。
匿名の米国防総省の関係者は、このビデオが本物であることを認めた。
事件について、米中央軍のスポークスマンは、攻撃は武装した反政府グループと判断して行ったもので、現場にジャーナリストがいたとは気付かなかったと説明している。
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