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ギリシャ、金利高止まりなら「死のサイクル」に=ソロス氏

 4月19日、著名投資家のソロス氏が、ギリシャの資金調達コストが高止まりすれば「死のサイクル」になると述べた。英ホーシャムで2009年12月撮影(2010年 ロイター/Stefan Wermuth)

 [アテネ 19日 ロイター] 著名投資家のジョージ・ソロス氏は19日、ギリシャのスカイ・テレビに対し、ギリシャには外部の支援が必要であり、資金調達コストが高止まりすれば、景気後退と歳入減少という「死のサイクル」に陥ると述べた。

 同氏は、ギリシャ国債の上乗せ金利拡大について、市場の憶測も一因だが、最大の原因はギリシャの実体経済にあると指摘。ギリシャは事実上、支援策発動を要請する計画を進めているとの見方を示した。

 ギリシャ国債の上乗せ金利は19日に過去最高を記録した。支援策は、ユーロ圏加盟国が初年度に最大300億ユーロ、IMFが最大150億ユーロを拠出する内容。

 ロイターが入手したインタビュー原稿によると、ソロス氏は「支援策の発動は必要だ。市場金利は高すぎ、ギリシャは必要な条件を満たすことができない」と指摘。

 ドイツは金利を5%にすることを主張したが、救済策の効果を弱めるもので、残念だと述べた。

 ソロス氏は、こうした高金利ではギリシャが予算の追加削減を迫られ、経済活動が低迷し、歳入が減少する「現実的なリスク」があると指摘。

 「そうなれば、悪循環に陥る。死のサイクルと言ってもよい。これは本当に危険なことだ」と述べた。

 同氏は、債務再編が解決策として望ましいが、ギリシャの国内銀行が大量の国債を保有しているため、実施は不可能だと分析。

 「デフォルトや債務の繰り延べに踏み切れば、銀行危機が起きる可能性がある。したがって、現在政府が進めている対策以外に現実的な選択肢はない」と述べた。

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