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ユーロ下落、ギリシャ支援めぐる懸念が再浮上=NY市場

 [ニューヨーク 21日 ロイター] 21日のニューヨーク外国為替市場ではユーロが幅広い通貨に対して下落し、対ドルでは5営業日連続で値を下げた。ギリシャ支援をめぐる協議がこの日開始されたものの、具体的な進展が見られるまで数週間かかるとの見方を背景に市場にいら立ちが広がった。

 4月21日、ニューヨーク外国為替市場ではユーロが幅広い通貨に対して下落。写真はウォール街。2008年11月撮影(2010年 ロイター/Mike Segar)

 ギリシャはこの日、欧州連合(EU)および国際通貨基金(IMF)との協議を開始したものの、最終合意に達するには数週間かかる見通し。ギリシャのパパコンスタンティヌ財務相は、5月15日までに共同文書について合意する予定だと述べた。

 IGマーケッツ(シカゴ)のシニア市場アナリスト、ダン・クック氏は「市場は不安感と楽観の間で、どちら側にも強く傾くことなくバランスをとっている状態のようだ」と述べた。

 午後終盤の取引で、ユーロ/ドルは0.3%安の1.3393ドル。ロイター・データによると、一時4月9日以来の安値となる1.3359ドルに下落した。

 この日の欧州市場ではギリシャ国債が売られ、ギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は500ベーシスポイント(bp)を超えて拡大し、12年ぶり高水準を更新した。ギリシャの5年物CDSスプレッドも一時、過去最高をつけた。

 ユーロ/円は0.4%安の124.81円。

 一方、ギリシャをめぐる懸念が安全資産としてのドルの魅力を高め、主要6通貨に対するICEフューチャーズUSのドル指数は0.2%高の81.200となった。

 IMFはこの日、2010年の世界経済成長見通しを1月時点の予想であるプラス3.9%からプラス4.2%に上方修正した。市場への影響は限られたものの、市場全体のリスク投資意欲を支える格好となった。

 カナダドルが全面的に上昇、前日から一段高となった。カナダ銀行(中央銀行)は前日、早ければ6月にも利上げに踏み切る可能性を示唆したほか、商品(コモディティー)価格の上昇が支援した。

 米ドル/カナダドルは一時2008年6月初旬以来の安値となる0.9931カナダドルに下落した後、前日から小幅上昇の0.9992カナダドルをつけている。

 ドル/円は横ばいの93.18円。

 スウェーデンクローナが対ユーロで1年7カ月ぶり高値となる9.5850スウェーデンクローナをつけた。

 スウェーデン中央銀行は20日、政策金利を過去最低の0.25%に据え置くとともに、市場の予想通り、今夏あるいは初秋に利上げを開始するとの方針を維持した。

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