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ギリシャ格付けをジャンク等級の「BBプラス」に引き下げ=S&P

 [ニューヨーク/アテネ 27日 ロイター] 格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)は27日、ギリシャのソブリン格付けを3段階引き下げ、ジャンク(投機的)等級となる「BBプラス」とした。高水準の債務問題に対処していくために必要な改革実施能力への懸念を理由に挙げた。

 4月27日、スタンダード&プアーズはギリシャのソブリン格付けを3段階引き下げ、ジャンク(投機的)等級となる「BBプラス」とした。写真は4月23日、アテネで(2010年 ロイター/Yiorgos Karahalis)

 アウトルックは「ネガティブ」とし、一段の格下げの可能性を示した。

 S&Pは声明で、今回の格下げについて「ギリシャ政府が財政赤字を持続的な水準に引き下げる上で直面する政治、経済および財政的な課題を見直した結果」を反映したと説明した。

 キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ジョナサン・ロインズ氏は「ギリシャ情勢の先行き不透明、特に欧州中央銀行(ECB)と国際通貨基金(IMF)が協議している支援策を同国が実際に受けられるか、またその時期をめぐる不透明性を示している」と話した。

 今回の格下げにより、ギリシャの信用格付けはルーマニアに並び、カザフスタン、ハンガリー、アイスランドの水準を下回った。

 またS&Pは、ギリシャ国債のリカバリー評価を4とした。これは、ギリシャ国債が債務不履行あるいは債務編成される事態となった場合に予想される債権保有者の回収率が「平均的(30―50%)」であることを意味する。

 格下げを受けて、10年物ギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は718ベーシスポイント(bp)に拡大し、12年ぶり水準を更新した。

 ソブリン格付けの引き下げにともない、S&Pはギリシャの銀行4行の長期カウンターパーティ格付けを引き下げた。

 格下げしたのはピラエウス・バンクBOPr.AT、ナショナル・バンク・オブ・ギリシャNBGr.AT、EFGユーロバンク・エルガシアスEFGr.AT、アルファ・バンクACBr.AT

 ナショナル・バンクを「BBBプラス」から「BBプラス」に、残る3行を「BBB」から「BB」とした。

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