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ロシア中銀が25bp利下げ、今後は据え置く見通し

 5月31日、 ロシア中央銀行は主要政策金利であるリファイナンス金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、7.75%とすると発表した。実施は6月1日。写真は2005年12月、モスクワの赤の広場に面する聖ワシーリー聖堂(2010年 ロイター/Sergei Karpukhin)

 [モスクワ 31日 ロイター] ロシア中央銀行は31日、主要政策金利であるリファイナンス金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、7.75%とすると発表した。6月1日から実施される。

 中銀は同時に、政策金利は、借入金利が十分に低下しインフレが抑制される水準に到達した可能性があるとの見方を示した。

 利下げは14回連続。前年4月以降、525bp引き下げられた。

 ロイターが前週実施した調査では、中銀が今回利下げを実施するか金利を据え置くかについて、アナリストの見方は分かれていた。

 中銀は声明で、短期金融市場の金利が手ごろな水準での資金借り入れとインフレリスクの均衡を保つことを可能にしていく状況を整えたとし、「結果、中銀は現在の金利水準を今後数カ月維持する公算が大きい」とした。 

 4月の経済指標はしっかりとした景気回復の足取りを示したほか、銀行融資は増加し、ルーブル上昇の勢いは衰えている。これら要因が、中銀が今回政策金利を据え置くとの見方の根拠となっていた。一方、引き続き良好な水準にあるインフレ率は、利下げ余地が残されているとの見方を支えていた。

 ドイツ銀行の首席ストラテジスト、ヤロスラフ・リソボリク氏は「中銀はインフレ動向を重視したようで、非常に好ましい。金融市場に存在する不安定性を背景に利下げ決定に至った可能性はあるが、これにより景気は刺激され、世界市場からのマイナスの影響を相殺できる」と述べた。

 中銀はまた、引き下げ後の政策金利水準はロシアへの大幅な資本流入を引き起こす要因にはならないとの見方を示し、現時点でのルーブル相場の変動幅は許容範囲内とした。

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